法科大学院から弁護士になる

現在、弁護士や裁判官、検察官などの法律家になるには、法科大学院を修了してから司法試験に受かるか、司法試験の予備試験に合格してその後に司法試験に受かるか、の二つのルートがあります。 そのどちらをとるにせよ、司法試験合格後は司法修習所にて実務修習を受け、司法修習生考試(いわゆる二回試験)に合格して晴れて法律家となれるのです。 では、弁護士になるための本道と目されている法科大学院で学ぶとは、どのようなことなのでしょうか。

私のいた法科大学院では、朝8時から夜12時まで自習室が解放されており、そこで一日中勉強している人も少なくなく、勉強のしすぎで倒れて救急車で病院に運ばれた人もいました。法律の勉強に対する強いストレス耐性なしには、法科大学院は乗り切れません。 特に、「ソクラティック・メソッド」という方式を採用した授業は大変で、教授が学生に質問を飛ばしてくるので、予習なしで出席するのは勇気がいります。

現在、あなたが弁護士を目指していて、法科大学院か予備試験かで迷われているのであれば、現状の制度では法科大学院よりも予備試験のほうがいいかもしれません。こちらのルートの方が合格率もよいですし、自分のペースで勉強でき、精神的消耗が少ないからです。

もっとも、法科大学院に入って無事卒業できれば、

・「法務博士(専門職)」という資格
・幅広い人脈(場合によっては将来の結婚相手)
・滅多なことでくじけない根性

などが得られます。